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白州蒸留所見学 [食べ物、飲み物]

思い立って、白州蒸留所に見学に行ってきました。


もちろん、ウィスキー蒸留所の見学。
試飲もあるのでその近くのペンションに宿泊する事にしました。

そのペンションもなかなか良かったです。
「ボーンフリー」というペンションだったのですが、食事もおいしかったしご夫婦の人柄もとても良く、ゆっくり過ごす事が出来ました。
でも、写真撮るの忘れてました・・・

お昼頃到着して、車をおかせてもらいタクシーで移動。
14:00からのツアーだったのでその前にお昼を蒸留所内で食べる事にしました。
でも、レストランは・・・まぁまぁかな。
規模の割にはもう一息がんばってほしい感じ。
というか、もっと雰囲気出してほしかったかも。
(なんとなくファミレスみたい)

当日は、時期の割にとても暖かく風もない穏やかな陽でした。
紅葉もほぼ見頃でとても綺麗でした。
IMG_1958.JPG
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ここはツアー受付がある建物です。
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何となくここから煙が出てきそうですが・・・ちがうのです。

二つの塔のようになっているところには登れるのですよ。
そこから一帯を眺める事ができます。
IMG_1964.JPG
八ヶ岳連峰

ちょっと離れたところに麦を入れておくサイロが見えます。
IMG_1991.JPG

そして、ツアーへ。
無料の見学ツアーもあるのですが、今回はより白州のウィスキーのことが知れるように、有料のツアーに参加してみました。
一部、無料のツアーでははいれないところにもはいれるみたいです。

で、早速工場見学の感想ですが・・・早い・・・
意外とサラッと進んでしまいます。
どちらかと言うと、後半の試飲会(飲み比べなどが出来る)に比重を置いているよう。
最近はハイボールなどでウィスキーの人気が出てますが、まだシングルモルトウィスキーは今一のよう。
なので、それを知ってもらうというのがツアー全般に言えそうですね。
できればもう少し見学にも力を入れてほしいですね〜
(逆にボウモア、ラフロイグでは最後の試飲はおまけのような感じでしたw)

数少ない写真を・・・
IMG_1968.JPG
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白州では糖化と発酵はステンレスと木の桶両方を使うそうです。
山崎はステンレスのみとの事。

そして、蒸留釜。
近くに見えますが、部屋の外(ガラスの外)からのみの見学です。
IMG_1975.JPG
IMG_1974.JPG
サントリーでは2回蒸留ですが、様々な種類の蒸留器を用いて原酒のつくり分けをしているとの事。
使うモルトも含め様々なバリエーションの原酒をつくりバッティングする事で白州(山崎)のウィスキーはつくられているそうです。ここがサントリーのウィスキーの特徴なのでしょうね。
もちろん、大麦のみ、白州蒸留所でつくられた原酒でつくられたウィスキーなのでシングルモルトです。

また、白州は南アルプスの麓、盛りに囲まれた蒸留所であり、これも特徴的だと思います。
南アルプスの天然水を使い、深い森に囲まれてつくったウィスキーだから、あのようのウィスキーになるのでしょう。

ちなみに、下の写真が昔使っていた蒸留釜だそうです。
IMG_1985.JPG
今は使っていないとの事です。


続いて、貯蔵庫へ。
若干離れていると言う事もあり、バスでの移動。
で、たまたまEVバスなるものに乗ることになりました。
IMG_1978.JPG
テストも兼ねているとの事で、順次導入していくとの事です。
電気はソーラーパネルで発電した電気を使うとの事。
晴れているときと言う条件がつきますが、結構大規模な太陽光発電を行っているようです。
乗り心地は・・・ちょっとモータの音がうるさいかなw


そして、貯蔵庫。
IMG_1982.JPG
IMG_1983.JPG
ものすごい大きいです。
アイラで見たときのイメージとは全く違います。
近代的に見えますが、空調など使わず自然な貯蔵を行っているそう。
まぁ、そうですよね。
空調管理してたらどこでつくっても同じになりますし。

というかんじで、工場見学は終了。
衛生管理を徹底しているとはいえ、アイラでの見学を知っている身としては非常にあっさり感が強かったです。
工場内の人も職人というより、作業者と言う感じ。
まぁ、考え方の違いなのでしょうね。

ちなみに、この工場見学の写真(説明)をみて、あれ??と思った人は鋭い。
自分も何か足りないとすぐ思いました。

・・・そう、モルティング(製麦)です。
サントリーでは麦はスコットランドから輸入しているとの事です。
説明の方は触れられなければ特に話さなかったと思うのですが、自分は知っていたのでどうやって乾燥させているのとか、発芽させているのとか聞いちゃいましたw
まぁ、スコットランドでも製麦は製麦の専門業者に注文してつくるのが一般的になっているそうで、むしろボウモアやラフロイグが特殊なのかもしれません。


そしていよいよ試飲会。
IMG_1984.JPG
白州でつくられる原酒を飲み比べられます。
ある意味シングルカスクですね。
ニューポット(搾りたて0年)、ホッグスヘッド原酒(ホワイトオーク樽)、シェリー原酒、スモーキー原酒の4種類の原酒を味わえます。
自分的にはニューポッドが一番興味を引かれましたね。
やはりすべてのベースはこれ。
樽で原酒をつくり分けているいっていましたが、やはりベースはここで半分は決まっていると思います。
それはラフロイグで麦汁を味わったときにも思いました。
味の広がりなどは熟成で変化を付けられても、ベースはやっぱりここなんだなと。

そして、その他には白州12年と響17年、白州のハイボールを試飲できました。
白州は10年を飲んだ事がありましたが、自分的には10年のほうが好きかなって思いました。
10年の方がまだ若い感じがして白州の新緑のイメージにあっていると思います。
響は・・・華やかで非常に広がりがありますね。
でも・・・シングルモルトのほうが好きかなw

ツアー全般的には良かったと思いますが、いくつか思う所もあり。
工場見学もう少し見させてほしいとか、試飲の場所は会社の会議室みたいなところではなくてせっかくなのだから白州の良さが味わえるところがいいのではないかとか・・・

ま、近いしまた別のツアーで来たいですね!


かえりはペンションの近くまでバスで移動。
暗くなるしわかりにくいからと、バス停まで迎えにきてくれました。
ありがたいです!

夕飯も美味しくいただき、そのあとは近くの温泉施設へ!
ペンションのお風呂もあるのですが、せっかくだから温泉に行きたいですよね。
そこのお湯はとてもしょっぱい温泉。
特徴的でした。

と、夜もゆっくり、朝もゆっくりとできてよかったです。
だいたい2時間くらいの場所で紅葉も綺麗ないいところを発見って感じです。
冬も特徴的だと思うので・・・また行こうと思います。
(どうせだから山崎もいってみたいw)
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amane

良いですねぇ 
呑み比べだけじゃなく 
見学コースの比較まで出来ましたね
これ読んだら呑みたくなってきちゃった(^^)
今夜はホットウィスキーにしてみようかな
by amane (2011-11-14 23:19) 

フク

>amaneさん
そうですね〜。
工場見学をするとその蒸留所がどのような事を考えてウィスキーをつくっているのかがわかる感じがしますね。
よりそのウィスキーに愛着が湧くと言うか。
今の時期ホットも良いかもですね。
by フク (2011-11-15 20:03) 

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